日本では、男女とも癌の死因で5位に入るほどです。すいぞうがんは、原因もハッキリせず発見が遅れるため末期になり余命がほとんどなくなります。闘病する方法を紹介します
膵癌とも言います。進行が早く予後も極めて悪いという特徴があります。厚生労働省の調査によると、日本では男女ともがんの死因別では5位になっておりかつ、増加傾向にあるそうです。また、初期症状はほとんどありません。黄疸や体重減少に腹痛など起こすことがありますが、見過ごされることが多いです。癌が進行すると、背中の痛みや下痢、腹痛などがあります。しかしこの場合、ガンはすい臓だけでなく広範囲に転移していることを示しています。末期で発見される場合が多いのです。また、胆管が詰まることによる白目や肌の黄疸だけでなく、血尿が出たり尿の色がやたらと濃くなったりということもあります。また、膵臓は血糖値をコントロールするホルモンを分泌しています。そのため、すい臓ガンになって、血糖値がコントロールできなくなり、糖尿病になることもあります。さらに、もともと糖尿病である場合はがんの発見がますます遅れてしまいます。膵癌の原因はまだ良くわかっていませんが、食の欧米化が原因という説があります。実際にすいぞうガンの患者には蛋白質や動物性脂肪を多く取っている傾向があるようです。
癌の特性上、内視鏡などで発見することはできません。さらに、正常な細胞と悪性細胞の境界が分かりにくい特徴もあるため、画像検査でも発見は難しくなります。検査の方法は色々あります。血液検査が一般的ですが、がんが進行した場合は発見しやすいのですが初期の場合はほとんど役に立ちません。もし、すい臓ガンが疑われていた場合は超音波検査が最初にされます。おおよそ2cm以上の癌は発見できる可能性は高いとされています。超音波検査で調べきれない場合は、CTスキャンを利用します。最近では、X線の被爆がないMRCPというMRIを応用した検査があります。胆管と膵管の造影ができるので、狭窄や閉塞などの症状が出ている場合は、癌を発見することができます。胆管と膵管に造影剤を入れてX線撮影するERCP検査もあり、 MRCPよりも鮮明な画像が得られる長所があるのですが、膵炎など合併症の可能性や技術的に困難である理由からかなりの精密検査として行われることがあります。また、足の付け根の動脈から細い管をさして造影剤を注入し、すい臓の血管の状態や血流を調べる血管造影検査もよく行われます。
膵癌は、高齢者の患者が多いのですが5年後の生存率はかなり低いです。治療の病院として有名なのは、東海大学病院、大阪府立成人病センター、名古屋大学病院があり名医の診断を受けられます。治療として一般的なのが、手術です。しかし、多臓器への転移のない局所進行性癌の場合には、化学療法と組み合わせて放射線療法が行われることもあります。化学療法は、抗がん剤の利用になります。ジェムザール(ゲムシタビン)という治療薬が標準とされていますが、症状の緩和が主目的な治療となり癌の根治は望めません。日本で開発された、TS-1(ティーエスワン)が膵臓癌に対する適応を取得しましたが、その効果はまだ評価段階にあります。抗癌剤のゲムシタビンとエルロチニブ(タルセバ)の併用により生存期間が延長されたという報告もありますが、その評価はまだ不十分とされています。また、ゲムシタビンとカペシタビンの併用で生存期間が延長するという報告もありますが、完全な評価は得られず抗がん剤の標準薬にはなっていません。病院でも治療が難しく名医でも簡単に治すことは出来ないのが、すい臓がんなのです。